南区民文化センターでは舞台技術ワークショップと題して音響と照明を学べる機会を提供してくれている。以前から参加してみたいとは思っていたものの、日程が仕事とかぶることが多くてなかなか参加できなかったが、今回音響のオペレーターStep1コースを受講することができた。
写真は他のホールでオペラの字幕の仕事をしたときに撮ったものだけど、こんな感じでホール後方にある調整室で音響や照明のスタッフの人と一緒に仕事をすることがある。こうして観る機会には恵まれていたが、実際専門的な知識がないとその仕事の内容までは判らないからこの機会にちゃんと勉強をしようと思って受講することにしたのだ。
音のこと、音場のこと、PAの役割、機材の設置、結線、入力チェック、出力チェック、マイクセッティング、各種調整...いろんなことを学べた。なによりPAの役割とそれを実現する方法がちゃんと学べたことが大きい。実際にミュージシャンの方を相手に一人一人がリハと本番のPAを担当するという体験ができたことや、他の人がやるPAとの違いを知ることができたことは本当に役に立つ。
今回参加してみて、いろいろと謎だった部分が解けただけでなく、受講中に新たにでてきた謎も解けていったことで、知識的には格段にレベルアップできたことを実感している。これから現場がもっと楽しくなるだろうな。あとは経験を積まないと得られないものがまだまだあるので、これから力をつけていきたいと思っているところだ。